① 原理・考え方
「この業務はAIに任せてよいか」という業務単位の判断と、「任せた業務の中の、この一手だけは人間の確認を挟むべきか」という工程単位の判断は、粒度が別物です。多くの失敗は、業務全体を任せてよいと判断した瞬間に、その中のすべての操作(外部送信・公開・削除を含む)まで無確認で進めてよいと誤読することから起きます。
工程単位で確認の要否を判断する軸は、大きく4つに整理できます。①不可逆性(取り消せる操作か)、②影響範囲(自分の作業ファイルだけか、対外的・共有の状態を書き換えるか)、③重大度(波及する下流の広さ)、④確立済みかどうか(初めての操作か、既に確認済みで回り続けている定常運用か)。特に①か②のどちらかに該当する工程は、確認を挟むべき候補として切り出すという考え方が実務的です。承認フローの理想形は、単なる「はい/いいえ」を尋ね…
