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補助金と助成金の違い
「補助金」と「助成金」はどちらも国や自治体が事業者を支援する公的な制度ですが、性質はかなり異なります。同じ意味の言葉として使われることも多いため、まずはこの違いを整理しておくと、制度活用の検討がしやすくなります。
補助金の一般的な性質
補助金は経済産業省・中小企業庁系の制度に多く見られ、公募期間中に申請し、審査を経て採択された事業者のみが受給できるという特徴があります。予算・採択件数に限りがあるため、応募したからといって必ず受給できるわけではありません。また、多くの場合は後払い(精算払い)方式であり、対象経費を事業者が一旦立て替えて支出し、実績報告の審査を経てから支給される流れが一般的です。
補助率・上限額の考え方の一例として、次のような制度設計があります(あくまで補助率・上限額という「考え方の例」であり、制度は年度ごとに更新されるため、対象となる補助金の名称や最新の条件は必ず公募要領でご確認ください)。
- デジタル化を目的とした施策の例:補助上限450万円・補助率1:2
- 省力化を目的とした施策の例:補助上限1500万円・補助率2:3
- 小規模事業者の販路開拓等を目的とした施策の例:補助上限50万円(特例250万円)・補助率2:3
助成金の一般的な性質
助成金は厚生労働省系の制度に多く見られ、雇用や労働環境の改善に関する要件を満たせば、原則として受給できるという性質を持ちます。補助金のような競争的な審査・採択枠は基本的になく、要件充足の確認が中心となります。ただし、要件を満たすための就業規則の整備や手続きの順序を誤ると受給できなくなる場合があるため、事前の準備が重要です。
両者を比べるときの視点
補助金は「審査を経て採択される、投資的な取り組みへの後払い支援」、助成金は「要件を満たせば原則支給される、雇用・労働関連の支援」という性質の違いで捉えると整理しやすくなります。ただし、この分類はあくまで一般的な傾向であり、個別の制度によって審査の有無や支給方式は異なります。
補助金・助成金の詳細な要件・採択可能性は、年度・地域・事業内容により変わるため、最新の公募要領をご確認いただくか、専門家にご確認ください(※専門家確認要)。